# Interview 01
諫山 翔平
Shohei Isayama
筑前事業所
2020年入社(経験者雇用)
30代
所員
高校時代に取得したボイラー技士や電気工事士の資格を活かした仕事がしたいと思い転職を決意。なかでも大手JFEのグループ会社という安定性、休日が多いことに魅力を感じ、当社への入社を決めた。
5人の運転班の一員としてガス化溶融炉の管理を担当。プラント設備全体の集中監視と運転操作(DCSと呼ばれる制御システムの操作)、クレーン操作、炉前出滓作業の3つの業務をローテーションで担っています。
苦労するのは、扱う機器が多く、それぞれの機器がどんな役割を持っているのか、入社当初は覚えるのが大変だったこと。なにしろポンプ類だけで30種類以上あるのですから。わからないことは先輩に聞いてメモしたり、所内の文書を読みながらひたすら勉強しました。
今では蓄積した知識から、日々起こる事象への対応は問題なくできるようになりましたが、自分の中ではまだまだだと感じています。それくらいガス化溶融炉の技術は奥深く、そこに仕事の面白さを感じています。
突発的に故障が起こった場合、どう対応したらいいか、わからないことがあります。最近の事例ではコンベヤの故障がありました。先輩方が現場に行ってすぐに直してくれて事なきを得ましたが、やはり自分はまだまだ学ばねばと痛感しました。
その一方、以前に先輩から教わったことを活かして、自分一人で機器の故障を直せた時は達成感を覚えます。このように以前できなかったことが、次はできるようになった、そうなるとあれもできるようになりたい……と、少しずつ、しかし着実に自分を成長させていくことができるのが、運転員の仕事の大きな魅力だと思います。
私はまだガス化溶融炉全体の一部しか覚えていないのではないかなと。ベテランの班長の仕事ぶりを見るといつもすごいと思いますし、自分もそういう先輩のようになりたいと思っています。
自分の成長の糧になると思い、入社2年目に自ら進んで後輩の教育係を引き受けて、現在も毎日のように教えています。その中で感じているのは、わかりやすく教えることの難しさです。
現場に連れて行って現物を見ながら教えたり、必ずメモを取ることを徹底させたりと、自分なりに工夫して指導にあたっていますが、まだ理解してもらえないことも多いです(苦笑)。半面、後輩に聞かれてすぐに答えられなかったことをもう一回勉強し直して教えることで、自分の勉強にもなっています。
また、後輩への指導による学び直しだけでなく、月1回の班会議では、先輩から新たな技術を教わったりと、知識の積み上げも続けています。まずはガス化溶融炉を完璧にこなせるようになるのが目標。ゆくゆくはストーカ式焼却炉にもチャレンジしたいと思っています。
Schedule
1日のスケジュール
8:00 / 朝礼
夜勤班から引き継ぎを受けた後、班でミーティングを行います。
9:00 / 現場巡視点検
現場の巡視点検を行い、点検表に結果を記入します。
11:00 / データ入力
PAZにデータを打ち込みます。
11:45 / 昼食
会社で注文している弁当を食べます。
15:15 / トラブル対応
コンベヤの故障が発生したため、その対応を行う。
17:30 / 現場巡視点検
再度、現場の巡視点検を行います。
20:00 / 夕礼
夜勤班に引き継ぎを行い、20時15分に退社します。
20:00 / 朝礼
日勤班から引き継ぎを受けた後、班でミーティングを行います。
21:00 / 現場巡視点検
現場の巡視点検を行います。扉の施錠も確認します。
23:00 / 炉室エア吹き清掃
日勤では人が多くてできない作業なので、夜勤の方で行います。
23:45 / 仮眠
仮眠の時間を利用して、資格の勉強をする人もいます。
2:30 / 酵素掛け
出滓が止まったので、酵素掛けを行いました。多い日だと1日10回以上行うこともあります。
6:00 / 現場巡視点検
点検の他にもプラットホームのシャッターを開けたり、リサイクルプラズのセキュリティ解除も行います。
8:00 / 夕礼
日勤班に引き継ぎを行い、8時15分に退社します。
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